【個人開発】ユーザ数を倍増させる上でうまくいったこと

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【個人開発】ユーザ数を倍増させる上でうまくいったこと
Photo by Lukas Blazek / Unsplash

こんにちは、個人開発者のTakatsukiです。普段はストリーマーやVTuberの方向けに、配信をより楽しく、便利にするためのWebサービスを開発・運営しています。

2025年2月、僕は「この1年でこれくらい数値を伸ばしたい」という目標を立てました。それから1年。結果として、メインサービスである『はいしんツールキット』のユーザー数を約1.7倍、『HARI』にいたっては目標の3倍以上に伸ばすことができました。

今回は、僕が実際にどのようなアクションを起こし、データから何を学んだのか、その裏側をシェアしたいと思います。


1. 2025年度の成果:数値で見る成長

まずは、この1年間の推移を振り返ります。

サービス名2025年2月時点現在(2026年2月)成長率
ツールキット約9,700人(AU)約17,000人約175%
HARI数百人(累計)1,600人(累計)約300%超

おかげさまで、どちらも目標としていた数値を無事に達成することができました。


2. 成長のエンジンは「記事からツールへ」のSEO転換

最も大きな成長要因は、「オーガニック検索(Google検索など)」からの流入を大幅に強化できたことです。

以前は、ツールを紹介するブログ記事を書いて検索上位を狙い、そこからツールへ誘導する設計でした。しかし、これでは流入数に限界がありました。そこで、ツールそのもの(サービスページ)が検索結果のトップに来るように構造を改善しました。

「配信画面 時計」などの具体的なキーワードで、ツールが直接ユーザーの目に触れるようになったことで、流入の間口が大きく開いたんです。


3. SNSの「爆発力」と検索の「持続力」

SNS(Twitter)での拡散も大きな助けになりました。
「配信に集中できる環境を作りたい」というメッセージを発信した際には、3,000いいねを超える反響をいただき、そこから認知が大きく広がりました。

しかし、データを冷静に分析すると面白いことが見えてきました。

  • SNS流入: 瞬間的な爆発力は凄まじいが、総合的な流入総数では検索に及ばない。
  • 検索流入: 爆発力はないが、毎日安定して新しいユーザーを連れてきてくれる。

SNSでの拡散は一見、爆発的に認知をとれた印象がありましたが、もっとも多くの人にアクション出来る検索流入のほうがインパクトはあるようでした。

とにかくよりアクション出来る人数が多い施策が大切そうです。


4. データで判明した「経路別」の定着率

ユーザーを増やすことと同じくらい重要なのが「定着(リテンション)」です。8週間後のユーザー保持率を分析した結果、興味深いデータが得られました。

  • 検索流入: 約1%弱
  • SNS流入: 約1.2%(検索よりわずかに高い)
  • ダイレクト流入(ブックマーク等): 5%〜10%

この結果から、「SNSは意外と心をつかむ力が強いこと」、そして何より「一度ブックマークしてくれるリピーター(ダイレクト流入)の存在がいかに圧倒的か」がわかりました。新規獲得の間口を広げつつ、いかに「また使いたい」と思ってもらえるか、プロダクト自体の改善が不可欠です。


5. 潜在ニーズをどう掘り起こすか(HARIの事例)

『HARI』は、既存の「peing」や「マシュマロ」といった強力な競合がいる市場です。ユーザーは「おたよりサービス」と検索して探すことは少なく、いわゆる「潜在ニーズ」の状態にあります。

そこで僕が取った戦略は、「はいしんツールキット」のついでに知ってもらうこと。
顕在化した悩み(配信画面を整えたい)を解決するツールが拡散されるタイミングで、「実はおたより募集もこんなに便利になりますよ」とセットで提案する。これがHARIの成長を支えました。


6. 次の1年:SEOの先にある「AIO」へ

これまではSEO(検索エンジン最適化)に注力してきましたが、これからの1年はその先を見据えています。

今注目しているのは、「AIO(AI Optimization:人工知能最適化)」です。
Google検索だけでなく、ChatGPTなどのAIが「おすすめのツールは?」と聞かれた時に、僕のサービスを真っ先に提案してくれるような、新しい入り口の最適化にも挑戦していきたいと考えています。


おわりに

個人開発において、地道な改善や運営を続けるのは大変なこともあります。数値が伸び悩む時期も1年ほどありましたが、入り口(流入)を広げ、出口(離脱)を塞ぐという基本に立ち返ることで、大きな飛躍を遂げることができました。

これからも、配信者の皆さんが最高のパフォーマンスを発揮できるような場所を作っていきます。

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