自分の活動にどう個性を出すか
こんにちは、個人開発者のTakatsukiです。普段はストリーマーやVTuber向けのWebサービスを開発しています。
最近、Twitterで「AIの発達によって誰でもモノが作れるようになった今、逆に『アイデア』の価値が再評価されている」という話を目にしました。誰でもモノづくりができる今だからこそ、「何を、どんなこだわりで作るか」という個性が、これまで以上に重要になっていると感じます。
今日のテーマは、僕がサービス運営の中で大切にしている「自分の活動にどう個性を出すか」についてです。これまでの取り組みと反省から今後どうすべきなのか考えてみます。
1. 個性とは「あえて」の選択である
僕が開発している『はいしんツールキット』などのサービスで、一番こだわっているのは「あえて、やらないことを決める」という点です。
例えば、「誰でも速攻で導入できる」ことを最優先にするため、あえて細かい設定項目を削ぎ落としています。

他には、人気であったとしてもあえてツール自体を作らないものもあります。
具体例を挙げると、配信を盛り上げる「クラッカーのアニメーション」のような演出機能。YouTubeで企画重視で活動しているVTuberさんには喜ばれる機能ですが、一方でFPSをゴリゴリにプレイする配信者にとっては、全く使われなさそうです。
演出を作ること自体には需要があって、定期的に要望もいただきます。しかし僕は作らないと決めています。
それはユーザにとって自身が全く使わない機能が増えすぎることは、サービスへの理解を難解にし、「誰でも速攻で導入できる」という目的を阻害するものだと考えるからです。
僕はあえて特定の層には刺さる機能を「作らない」ことで、シンプルさという個性を守ってきました。
2. 「機会損失」という反省と次の一手
しかし、最近はこのシンプルさへのこだわりが、一種の機会損失を生んでいるのではないか、という反省もあります。「ごちゃごちゃするのが嫌だから作らない」というのは開発者のエゴで、ユーザーからすれば「機能があるに越したことはない」場合もあるからです。
いま今後リリースする新しいサービスの開発に着手しているのですが、そこでは難解なシステムを避けつつ、機会損失をなるべく防ぐ設計にチャレンジしたい。
なんだか難しそうですが、参考になるなと思ったのが、WordPressの「プラグイン」という仕組みです。
基本は究極にシンプル。でも、自分が必要な機能だけを後から追加できる。この「自分好みに機能を拡張する体験」をUIに落とし込めれば、シンプルさと多機能さを両立できるのではないかと考えています。
WordPress天才だ...。
3. UIデザインが「信頼」を作る
もう一つ、最近学んでいるのが「UIデザインの理論」です。
ほかのWebサービスを開発しているエンジニアさんの個性を見てみると、やっぱり自分のこだわりをUIに落とし込んでいる印象があります。
そこであらためてUIの研究について勉強するところから始めています。これがけっこうおもしろい。
例えば最近知ったのは...。
デザインが整っているだと、まだ使ってなくても「使いやすそう」と印象を受ける。これを心理学で「ハロー効果」というらしいです。「綺麗であること」自体が「使いやすい」という信頼を生む。こういう使いやすさに関する研究は活発に行われていて、理論として確立されているので、自分のやりたいことと照らし合わせながらサービスを作り上げていきたいです。
まとめ:ルールの中で個性を出す
「あえてやらない」という引き算の美学。
「必要に応じて足せる」という拡張性。
そして、それらを裏支えする「デザイン理論」。
これからの個人開発では、単に機能を作るだけでなく、こうした「自分なりのルールの積み重ね」が、そのままサービスの個性になっていくのだと思います。
皆さんは、自分の活動でどんな「あえて」を大切にしていますか?
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